ゲームばっかりな日記だったやつ

半分跡地みたいなもの。書くネタは無い。

設定があヴない

最近の私といえば、某PCエンジン動画を観ながらブラゲしかやってませんが、皆さんこんにちは。モンハンもほとんどやってねえや。片手剣とかハンマーとかヘビィとかやろうと思ってたんだけど・・・。



などということは置いておいて。そのPCエンジンの動画(というかカタログ風動画)を観ていると、よくマルチプラットフォームで作られた、「ああPCEでも出てたんだ」と思わずつぶやきそうになる、知っているソフトがよく現れる。
SFCで出たソフト、FCで出たソフト、MDで出たソフト。大体が元はPCやアーケードで、家庭用は全機種版が移植なんてのも結構多い。ポピュラスとかラストハルマゲドンとか。他にも、シューティングあたりにはアーケード移植が特に多い。
そんな中で、以前バグ動画でもネタに使った、メガドライブXZR(エグザイル)というゲーム。RIOT(日本テレネット)のアクションRPGだが、これがPCエンジンでも発売されていた。画面を観る限り、恐らくメガドライブと同一のPCゲー(XZR II)の移植らしい。
で、各所の動画でよく「設定がアブナイ」「ラストがヤバイ」などとコメントされていたので想像はついていたが、このゲーム、設定がそのコメント通りかなり「アブナイ」。

中世の中東が舞台で、実在人物を模した同名キャラが出てきたり、当時の時代背景を元にした設定がかなり多い。西洋風のファンタジーが多かった当時としては、非常に珍しい。今でも逆に珍しい。
というのも、イスラムを扱っていたり、十字軍がどうたらという話になったり。かなり宗教色が強く、実在の宗教・宗派や、伝説・概念などを数多く、世界観に取り入れているのだ。神というのが最重要ワードになっている。「すべての教えに於ける神を統一する」ことを画策するボスとか。今じゃ絶対作れないゲームかもしれない。
自分の動画で「アサシンの村なんて、物騒ですこと」というネタを使った(使おうとした)と思うが、本当に「アサシンの語源になった」ものを元ネタにしているらしい。
つまり、本当に暗殺者。それに入れてもらうことを主人公に懇願する、未来の暗殺者たる少年なんかも村には居たが、あれは正直どうだろう。
そして、回復薬として、多種多様の薬物が出てくる。コカだのハシシだの、その数幾十にも上る。あどは。
当時は、薬物の力を以てしての暗殺者養成って面もあったのだろうか。バーサーカー的な感じ?(多分違う)

で。先述したが、この移植、元はPC版の「2」だったらしい。あれ、初代は?と思うだろうが、その初代がまた問題ありのようで。
ラストで現代に飛ばされ、両首脳(しょきちょう だいとうりょう)を暗殺する、という危険なストーリーだった。それが家庭用に移植された様子は無い。MSXを家庭用ゲーム機とするなら違うけど。


ダメ、ゼッタイ。
MD版の最初に現れ、すぐ逸れてろくに活躍もしない、居る価値の殆ど無い仲間たち。これらは、この初代で活躍したキャラクターだった。前作が無かったことにされた所為で、かわいそうなことになっている。
そしてMD・PCE版は、どうもPC版のXZR II(移植元)から移植の際、ラストシナリオが削除されているらしい。それもそのはず、また現代に飛んでいて、初代に出てきた「しょきちょう だいとうりょう暗殺」事件が根底にあるので、これを前触れなく出すと矛盾してしまうのだろう。その所為かは知らないが、現代に飛ぶことも無く、尻切れトンボになっているそうな。
そのお陰?か、家庭用ゲーム機オリジナルストーリーが、続編のPCE版「2」として発売されているが、公式がどちらを史実として扱っているのかは知らない。

システム的にもちょっと面白い。イース3に影響を与えた説をどっかで観たが、つまりリンクの冒険タイプの横スクロールARPGで、特に興味深いのが「バイオリズム」の存在。
MD版で右下にある、常に動くゲージの意味がよく分からなったが、PC版では元々2色2本の線グラフによってバイオリズムを表していた。
これが、薬物によるドーピングで乱れたりする。今だと色々問題ありそうだが、発想としては結構面白くて好きです。

そんなわけで、この「観てはいけないものを観ようとしている」感の所為で、俄然このXZRに興味が湧いてきた。ので、やる余裕があったら今度やってみます。短いみたいだし丁度いいかな。