ゲームばっかりな日記だったやつ

半分跡地みたいなもの。書くネタは無い。

しーでぃー

Symphony Xの新作Iconoclastが出ているわけでありまして。とりあえず予約していたわけですよ。・・・輸入盤を。
で、前の記事のような感じのことがありつつも、21日発売ながら一週間近く経ってようやく届いた、という流れから入りますよ。
ビニルの封を開ける時に、初っ端から爪が引っかかり、紙部分の角に少し傷(剥がれそうな場所)ができてしまったりしたが、まあ気にしない。気にしない。気にしない。


神々しいお姿


こっちは前作の海外盤
初回DVDつき紙ジャケ
というわけで、日本盤には2CDしか無いが、向こうでは「デラックス」エディションとして売られている2CD仕様(先述日本盤と同じ内容)を、一枚のアルバムとみなして通しで繰り返し聴いている訳であります。

内容についてのお話

単純な感想から言うと、多分前作Paradise Lostのほうが好きだ。というか、Paradise Lostは自分の中で、全てをシングル曲として単体でも売れると思っているくらい全曲が好きなので、どうやったってそれを越えることはまずあり得ない。こればかりは仕方ないのかもしれない。
発売以前から方々で言われていたが、単純に「前作の延長線上」だの「ダークな内容」というのはある種間違ってはいない。間違ってはいないんだけど、結局そういうのは全てリスナー本人の感性だとか、好みによってすぐ変わってしまう。何が言いたいのかというと、自分には「Paradise Lost」の延長にはあまり思えない。
音作りが延長なだけで、最初に聴いた時はむしろthe Odysseyの頃のようなメロディラインを随所に感じたので、恐らく前作Paradise LostこそがSymphony Xにとって異端だったのだろうと思う。だって、あれ全曲がツボにハマる要素もってるんだもの。
ただ、前作を踏襲したパワーメタル的な雰囲気がほぼ全体に張り巡らされているので、the Odyssey以前によくみられた「しっとり」としたようなミドルテンポで静かな曲(Candlelight Fantasiaみたいなの)こそがSymphony Xだ、というような人には合わないんだろう。たぶん。前作にはParadise Lostとthe Sacrificeといったミドル・スローテンポの曲があったが、今回目立ったものは「When All is Lost」という1CD仕様のラスト、2CD仕様でも1枚目のラストに入っている曲くらいしか無いことからも、その傾向が分かるはず。

続・内容についてのお話

まあ、何だかんだ言っても、このアルバムは結構好きですよ。ただ、以前の作品と比べると、通して聴いた後にちょっと疲れるかな。
何回も聴いている内に曲を覚えてきて、アルバム全体における曲ごとの位置づけを把握し始めた頃に、一つ一つの曲が好きになっていることに気づくことができた。最初はいまいちピンと来なかった曲でも、特に「Bastards of the Machine」、「Heretic」、「When All is Lost」、「Prometheus(I am Alive)」あたりは気に入ったし、同じように気に入る人が特にいるんじゃないかと思う。「Bastards of the Machine」に至っては、何だか中毒性を感じる。
自分にとって重要な曲は、もちろんタイトルナンバーで初っ端から大作志向で飛ばしている「Iconoclast」も、先行シングルであり一番分かりやすいメロディと思われる「the End of Innocence」も重要なのだけれど、前作のSevenの位置づけに近いと思われる「Light Up the Night」というハイスピードの変態ナンバーが一番だと思っている。向こうの1CD仕様の通常盤には入ってない曲ってのもあり、2CD仕様に意味をもたせ輝かせている曲だと思う。
前奏のお決まりネオクラ全開ハイスピードギターリフから入り、間奏に入るギターとキーボードのアフォみたいなハイスピードユニゾン・掛け合いなど、色々鳥肌ものの要素が入っている。結構悲壮な感じでメロディアスな曲で、緩急もしっかりついていて飽きない曲なので、その点でも個人的にはSevenより好きだ(というかSevenはそこまで好きじゃない)。
ちなみに、Vではa Fool's Paradise、the Divine Wings of TragedyではOut of the Ashesあたりが最初に気に入ったという嗜好なので、その系統の曲だと言うと分かりやすいかもしれない。
感想おわり。