ゲームばっかりな日記だったやつ

半分跡地みたいなもの。書くネタは無い。

Windowsムービーメーカーの話

動画編集の際は、VistaプリインストールのVer.6ではなく、2.6を使っている自分。理由は、Ver.6だと2倍速を超える動作を可能にするプラグインが、まともに動かないから。早い速度で短い間だけ音が鳴って消えて、鳴って消えて、の繰り返しになり、まともに音声が再生されない動画になってしまう。それさえ無ければ、画像のアス比そのまま・余りはベタ塗りのVer.6が使いやすいんだがなぁ。
その倍速プラグイン、元々オフィシャルなプラグインでもないし、そもそもXPに入っているVer.2向けのプラグインなので、Ver.6で使えなくても仕方ないといえば仕方ない。ので、仕方なく2.6を入れて使っているわけです。こっちは比較的Ver.2と近い仕様なので、すんなりプラグインが動いている。
もしこれが無理だったとしたら、NiVEあたりが候補に挙がるんだろうけど、ありゃ正直面倒です。できることの範囲は遥かに広いけど、ちょいと編集するだけの用途では煩雑にも思えるボリューム。設定が多すぎて、全てが画面に収まらず、慣れない内は混乱し易そうだった。というかした。映像作品を作る訳じゃないので、とりあえずパスですよ(と半年前に思ったきり)。
AviUtlの拡張編集は・・・もっと操作がナイーブな感じで、自分には合わなかった。「低次元」の操作を「高精度」で設定できる感じなので、用途次第では使えそうだけど・・・「判れば良い」程度にちょちょいと作るだけなら必要無いかも。
さて、そういう訳でWMMを選択したわけだが、Ver.2と6の何がそんなに違うかというと、ボタンの見やすさとかそんなことじゃなく、「音声の再生方式」だと思われる。要は、音声にかける倍速処理に違いがあるわけです。元々デフォルトで2倍・1/2倍速はできるソフトであり、その再生方法というのが

    • 「単純に、波形を時間に於いて圧縮し、ピッチも倍数に合わせて変わる」
    • 「短時間を細切れにして間引き、音のピッチを変えないように再生する」

という二つの方式のようだ。2倍で1オクターブ、4倍で2オクターブ上がるVer.2が前者、WAVか何か(倍速再生に対応した形式の音声)をWMPで倍速再生したときみたいに、ただ早口になるようなVer.6が後者。
後者は単純な倍速じゃないので、恐らく単純に速度を上げるだけの前述プラグインは、プログラム的に相性が悪くて使えないという話だと思われる(一応、音声を無視すれば使えるので、音声だけ別編集という手もある。けど、同ソース別編集の動画と音声を、倍速処理までシンクロさせるのは至難の業)。
さて、その6&2.6の共存状態。いくつか問題もあり、その中で最たるものが「設定で同じものを参照・書き込みする」という点。具体的には、「コレクション」と名付けられている、動画・静止画などのメディア置き場(D&Dしておき、場所などをソフトに保存する機能)に問題が生ずる。
Ver.6を使ってコレクションを保存し(自動的にされる)、その後2.6を起動すると、「コレクションに問題発生」的なアラートとともにコレクションを初期化されてしまう。2.6メインで使うと、面倒を避けた場合は二度と6を使えなくなるという諸刃の剣。素人でも使えば良いんじゃない、壊れはしないだろうし。
そんなこんなで、何かの機嫌ですぐフリーズするVer2.6であっても、利便性の問題で絶対に乗り換えられないのでした。