思い立ったので
何だか「リンクの冒険」の着メロが欲しくなったので、適当に検索して探してみるものの、これといった(自分の携帯において)クオリティが高いものも見つからず。もう面倒臭いので、自分で作ってしまえモードに入る。むしろ作りたくなってきた。
と、その前に。やっぱりいつも作ってて気になることは、「音色弄れんの?」ということ。特に携帯の着メロともなると、自分が使っているDoCoMoの携帯だと「MLD」なわけで、その中に仕様として、サスティンレベルだの何だの定義する場所があるのかどうか気になる。分かったところで、どうせソフトなんざ作れんのだが。
調べてみると、もうDoCoMoの着メロ作りという点で諦めているのか、それともソフトバンクやauの方が幅が広いのか、503iくらいの時代のデータしか出てこない。ただ、その頃には少なくとも、そういった音色弄りの余地はあったらしい。・・・が、今は知らない。
もうこういうのは、金かけて作ってる大きい着メロ会社でしか(解析すんのにも人手がかかるので)扱えないのか、それともやる人が離れて行ってるのか、どちらかは分からないが、どっちにしても新しいエディタすら現れていない様子なので、この点は諦めることにした。
で、次に思い立ったのは、「Microsoft GS Wavetable SW Synth」がどこまで使えるのかということ。正直「リバーブは無理」だとか「コーラスだの何だのも無理」だとかいう時点で、もう「あ、この音源駄目だ」と諦めて調べすらしてなかったが、実はもっとできることが有るのではないかという期待と共に、どうせだから調べてみることにした。
すると、・・・おお、一応マトモにGSなのか。ただ単に、「GMの一部に対応してないから、MIDIにも満たないんじゃね?」という話であって、今までの使い方よりは遥かに表現力・音色の数ともに存在していたようだ。勿体ないことをしていた。
というわけで、自分がいつも使っているシーケンサー「Cherry」用の設定を見つけてきて、適当に設定も完了し、ここぞとばかりに使ってみる。
・案外面白い
正直なところ、耳コピーよりも、どちらかというと実験に多大な時間を費やした気がする。っていうか、何をどうするか決めてからはスルスル入力が進んで、滞ることも無くサッサと終わった印象がある。音色の数が、今まで使っていたものよりも遥かに多いことを知ったのもあり(バンク指定で別の音が!)、思ったよりも面白いのであった。
というわけで、まだこれから神殿の音楽も作ろうとは思うが(本当に作るかどうかは不明)、とりあえずOPの曲を作ってみた。
作り終えて思うが、やはり音色が弄れないことには、どうにも限界が見えてしまって辛い。特に、オリジナルが存在するゲーム音楽をコピーしようとするのに、音色の段階で既に「ちょっと違う」と完全に分かってしまい、よほどの工夫を凝らすか妥協するしか無いため、作る前から少しゲンナリ。アタックとか減衰関連は、やはり最低限弄りたいところであった。まあ、自分自身がそもそも音色作成(FM音源的な意味)について駄目駄目なので、当然の如く妥協の方向に傾いていたわけですが。
まあ、雰囲気は出てると思う。後半に出てくるパーカッション代わりのノイズ音も、何とかでっち上げることに成功しているので良いでしょう。どう作ったかは教えない。でも、その部分のメロディの音は気に食わない(本当はサインウェーブにしたかったが、あまりにアタックが弱すぎる。周りの音との一体感〜和音の厚さ〜を削りたくないため、結局はSquare Waveにしたという妥協決断)。
作ることで満足してしまったので、着メロにコンバートしない可能性すらあるという本末転倒。気にしない。