ゲームばっかりな日記だったやつ

半分跡地みたいなもの。書くネタは無い。

やったことも無いゲームについて考察

昨日、ゼルダ(時オカ)のTASが更新されたってんで観てたら、コメントで「時オカリンクは不遇」というのがありまして、動画編集も放っぽり出し、気になったので調べたわけですよ。そうしたら、また関係ないところに興味が飛んでしまい、ゲームの怖い話やら、都市伝説やらということに流れていってしまった。
具体的に言うと、R-TYPEの主人公・ラスボスの設定とか(脳直結で機体動かしてるとか、本人は気づかず次作のラスボスになってるとか)、ポケモンの「レジ系」やら謎のトラックやらというのが特に気になったのだけど、一番時間をかけたのが「MOTHER3の没要素」というやつでして。没ネタ自体はそう時間がかかった訳でもなかったけれど、開発中止になったN64版の話とか漁り始めたが最後、気づいたら寝る時間が近かったという、悲しい悲しいお話です。哀れ的な意味で。
これら殆どプレイしたことが無いのだけど、MOTHER3のエンディングに関していくつか思ったことがあり、無性に書きたくなったので、ここに書いておきます。
というわけで、散々方々で語られているエンディングについて。(私は「ストーリーの先が見たいからゲームを続ける」ということが皆無なので、ネタバレを気にしない人間です。面白ければそれでもやるだろう、という理由から気にせず見るだけであり、ネタバレを気にする方はお気をつけください。)
64版の設定が生きているのならば、恐らく2に出てきた大陸・島などが壊滅・崩壊し無くなっている、という設定だと推測できる。ので、主人公が針を抜いて起きたことが、「それら文明が元に戻るための、大規模な地殻の変動」の表現ではないかなぁ、などと初見の人間からすると思いました。そこんとこどうなんでしょうね。
ただ、「END?」の画面での会話も見たけれど、あれを見て思い出したのが、メガドライブの「チェルノブ」「バトルゴルファー唯」という、若干煮え切らないエンディングばかりであり、つまるところ「本当に生きてるの?」と強く思った、という話でもある。ちなみに、

    • チェルノブ
      • 連れ去られた妹を助けるため、殺された父の作った「超人になれるスーツ」的なものを着用し、敵勢力を倒す、というストーリー(アーケード版とは違う)
      • 何とか敵を破ったチェルノブだが、危険人物と扱われてか、敵と間違われてか、航空兵器により襲撃を受け生死不明になってしまう。
      • 海岸に流れ着いたチェルノブが、妹に「みんな助かった」という言葉を言われ、安心して眠りに付く。
    • バトルゴルファー唯
      • 友人を助けるべく、地下組織のゴルフバトルに身を投じるが、敵の要人として洗脳された友人と戦い、それに見事勝利、助けることに成功する。
      • しかし、敵がこの二人を会わせなかった理由が、「人体改造により、二人の接触が兵器の導火線になっている」というとんでもない設定だからであり、二人が手を取り合った直後に施設ごと大爆発で大破、二人の生死も不明。
      • ラストシーンの意味が分からず、殆どのプレイヤーは困惑するであろう。

という、いずれもとんでもないオチであり、それと似たような感覚になったわけですね。
マザー3の場合は、もしあの火山爆発・地震が壊滅を起こすものならば、当然みんな死んでいるだろうし、ただし星が元に戻り生まれ変わる作用によるものであっても、それが「全員無事」「しかし (みんな無事だと思っているのは)きのせいだった!」のどちらかということまでは、あの表現じゃ一切分からない。よくあるでしょ、「死者本人は、自分が死んだことに気づいてない」ってやつ。
ただ、エンディングの最後、本当のタイトルロゴの意味するものは、恐らく元の美しい世界に戻りました、という事だと考えるのが自然なため、あの爆発自体は壊滅ではないだろうと思うわけです。もちろん、「あの頃は良かった」的な演出という可能性もゼロじゃないけど、そんな皮肉っぽいことまでするとも思えないし。
「END?」画面にて、ぜったいあんぜんカプセルらしき物体がコロコロと喜んでいるという描写については、2も断片情報しか知らんので何ともいえないのだけど、ポーキーが「友達ネスの世界に戻った」的な意味で喜んでいるのだとしても自然ではあるみたいだ。
しかし、最終局面まで「ただ世界が壊滅すること」を望んでいて、主人公の双子の兄弟を洗脳して、抜いた者の望みが反映される「針」を抜かせようとしていた、という話もあるので、そっちの線でも解釈できてしまう。こういった思考の罠が何重にも張り巡らされているので、自信を持って「解釈はプレイヤーに」という方針になったのだろうとも考えられる。
個人的に、これは非常によくできていると思う(支持されるかどうかは別として)。糸井氏のインタビューを読んだが、構想を考え付いて息巻いていたと語るのも、無理も無い話かもしれない(探偵もの、時間の移り変わりで人間や町も変わる、というギミックが本筋だったらしいので、関係無いかもしれないが)。
まあ、プレイはしてないんですけどね。ただ、興味はもったので、1か2(2はジャンクの動作品を格安で手に入れたけど、プレイはしてない)をいつかやって、肌に合うようならいつかやってみようかとは思う。・・・と思いつつ、そのまま20年くらい経ってるんですけどね。