ゲームばっかりな日記だったやつ

半分跡地みたいなもの。書くネタは無い。

神がかり

先日、Aさんとの会話にサラッと「Dirどうなのよ」みたいな話が出ていたし、どっかのブログでも名前を見たので、今更ながらUroborosなんて聴いてみたり、昔の作を聴き直してみたりした。
で、感想。
昔のものについては、Vulgarを聴き直したらかなり出気が良いことに今更気付いたり、昔はMACABREが「飽きる」と感じていたが、今聴き直してみるとそんなこと全然無かったり(Berryの救いの無さに涙が出た)、鬼葬については、当時よりもFILTHが輝いて感じたり(歌詞のグロさもあるが)、embryoを聴いて泣きそうになるような感性になっていたりで、元々好きだった上に新しい発見があって楽しかった。
とはいえ、以前も聴いていたが、Withering to Deathとthe Marrow of a Boneは、まだ聴きこめていないのでよく分かりません(そんなに好きになっていない)。

こっちが本題

そして、新作のUroboros
・・・もう何かすげー。オープニングを明けた最初の曲「Vinushka」の時点で、歌詞や歌唱、メロディは然ることながら、果ては曲展開までもが神憑っていた(プログレメタルの大作に通ずるものがある)。その後も、進化し続ける京の多彩な歌唱を以て、変態的ともいえるパワーを醸し出している。
ヴィジュアル時代のサイコな世界も、映像は嫌でも音は堪らなく好きだ。けれど、もはやデスともいえるような世界観も見せる詞(京的に言うと詩?)と、その世界観通りのグロウルボイスなんかが今の自分には心地よくてハマる。
Dirを離れていた間というと、メロディックメタルから入って、プログレメタル聴いたり、その内メロデスやらニューメタルなんかまで聴いていたので、ちょうどこの進化が自分ともマッチしていて渡りに船すぎる。
その、「Voice」の京。・・・なんだこの人。残や脈など、元はといえば、高音の所謂「シャウト」とされるボイスくらいしか使っていなかったはず(Screechってああいうやつ?)。であるにも関わらず、現在に至っては、いつの間にか魅力的なグロウルやガテラルボイスが登場していてデスそのものだし、ホイッスルだのファルセットまで使いまくっているし、そもそもクリーンなボイスの音域が三度くらい上に広がった(高音は流石に苦しそうに出すけど)。・・・なんだこの人。
最初からそんな気は無いだろうが、もはやファンやフォロアーに歌わせる気は皆無・・・どころかマイナスというほど難しくなっている。何があったんだ。
特にUroborosに関しては、「世界で売れている」というのは伊達じゃなかった。しばらくDIR EN GREYを聴くことになりそうです。