たまには - ゲームばっかりな日記だったやつ

たまには音ネタなんか書いてみちゃったりなんかしちゃったりしてね、という妄想を抱きつつ、何となくネタをでっち上げる。仮想が現実に。
というわけで、久々に「聴いた音楽」的話題。多分、書いてる本人以外は誰も喜ばない。

・今日のBGM

- HELLOWEEN
  - Gambling with the Devil

- Dark Moor
  - Tarot

・ネタ的な問題

はい、要は「チェックせず溜まってたアルバム作品をさらいますよ」的な試み。
HELLOWEENのアルバムというと、前作は「Keeper of the Seven Keys -The Legacy-」という、過去の（世間で言う）最高傑作である「Keeper of the Seven Keys」の名を冠したタイトルだったわけだが、特に「生粋のメタルっ子」というわけでも無い自分には「メタルメタルしてて最高！」というだけでは物足りないところがあり、あまり気に入らなかったという実績がある。
その前の「Rabbit Don't Come Easy」というアルバムにおいても、前半の数曲だけを「シングル曲」っぽく“消費”するのみで終わったのも記憶に新しい。「The Dark Ride」は結構お気に入りだったものの、要は「最近の方向性はあまり合わない」という一言に尽きる。
そして今回の「Gambling with the Devil」。・・・あら、予想以上に良い。ちなみに、個人的にHELLOWEENで一番好きなのが、ちょっと前までは「Better Than Raw」で、今は何となくメタルを冷静に聴けるからか「The Time of the Oath」だという状況であって、それらと同じくらいのパワーをもっているこのアルバムは結構好きだ。
正直、「バンドのキャリアの中で（さっきの二つ）が良い！！」のが真だとしたら、どう考えてもそれらと並ぶくらい好きなアルバム。というか、下手したら一番良いかも。それほどじゃないかもしれないが、「Better〜」の一曲目「Push」なみに押してくるTr.1〜2から始まって、HELLOWEEN節（ヴァイキー節か？）が心地よく迫りくる感じのアルバム構成で、更にその後の曲も、先に上げた数作に匹敵する「パワー」をもっているように感じる。
要は良いアルバムです。価値基準がメロディ偏向型な人でも、結構楽しめると思われる。

・続き

そして二つ目。ボーカルが変わってもなお色褪せない、「Dark Moor節」を聴かせてくれる。特に、もはやお馴染みとなったクラシックの独自のアレンジは、もはや板に付いた感じがするもので、「楽しめる」のは相変わらず。今回は「運命」。あの運命。「The Moon」という曲がそれにあたり、いくら何でも知らずにこれが突然流れると笑ってしまうものの、慣れてくると「これはこれでアリ」だと思った。演奏自体でも、アレンジの仕方を追うだけでも既に楽しめるので、別にそれ以外のところが悪くても良いです。
The Moonというだけで分かると思うが、アルバムタイトルのTarotがそのまま曲名に反映されていて面白い。ハングドマンとか。聴いた後にトラックタイトルを見たため、流石に曲名とどうリンクしているのかまでは追いかけていないものの、こういう拘りというのは悪くない。むしろ好きだ。こういう意気込みで作ってこそ「アーティスト」と呼べるような気もするが、まぁアートかどうかはどうでもいいや。アートではない気もするし、アートな気もするし。とにかく、仕掛けとしては文句なく喜んだ、ということ。

・今後の予定

メロディックなデスラッシュからの脱却を目指しているように見える（というかモダン・ヘヴィネスに近づいている気がする）「Soilwork」の最新作あたりを聴いてみたいと思う。久々にメタル新譜情報を調べたら、いくつか興味深いモノが挙がってたもんでね。色々とヤられてる、精神的に余裕があまり無かった半年強の間に。
ちなみに、In Flamesの新作はスルー予定。「Come Clarity」が傑作なのは理解できるものの、そもそもそれすらも肌に合わないと決定的に思い知らされた（自分的にはクリーンボイスがあるから興味をもつものの、そのクリーンボイスがあまり上手くないので）。
進歩の速度がマイペースなジャンルだけに、これくらいの間隔で久々にチェックすると、いきなり好きなバンドからのリリースが３〜４相次いでいたりして楽しい。LABYRINTHの傑作とかこねーかな。きたらマジで小踊りしそう。